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🌟第4号メールマガジン配信🌟 絵本と演劇で紛争を止める 現場密着キャンペーン

  • 執筆者の写真: peacecellproject
    peacecellproject
  • 14 時間前
  • 読了時間: 7分
演劇の力で、平和の担い手となる若者を育てる
演劇の力で、平和の担い手となる若者を育てる

【第4号メールマガジンの内容】

🌟特別編🌟 「演劇」で紛争を止める PCPのこれからの挑戦🔥

・紛争地で思い描く、わたしたちの未来構想🤝✨


こんにちは!

一般社団法人ピースセルプロジェクト(以下PCP)インターンの三溝亜優と申します。

日頃よりPCPの活動を応援して下さり、誠にありがとうございます。


本日は、イラクの平和構築の「今」を濃く、近く、深く、深く伝える「絵本と演劇で紛争を止める ―現場密着キャンペーン―」のコンテンツとして、メールマガジンの第4号を配信します!

お時間のある際に、是非ご覧ください✨


【紛争地で思い描く、わたしたちの未来構想🤝✨

▶紛争地で未来の平和を築く!「ドホークモデル」の確立目指す


私たちが国立・ドホーク大学の「ファシリテーター養成カリキュラム」の開発を通して確立したいと考える「ドホークモデル」とは。順を追ってご説明いたします!


ドホーク大学 平和・人権学科の校舎内
ドホーク大学 平和・人権学科の校舎内

Ⅰ短期的な目標:「ファシリテーター養成カリキュラム」を正式な授業に認定してもらいたい!


現在は平和・人権学科の3年生を対象に、1年生用の「ファシリテーター養成カリキュラム」を試験的に導入する形をとっている本プロジェクト。

上記のようにPCPスタッフの類家がメインファシリテーターを務めており、ファシリテーションの授業を担う現地の先生がサブファシリテーターとして、紛争予防ワークショップにおけるファシリテーションの手法を学んでいます。


全5回のワークショップを終えた現在は、この「ファシリテーター養成カリキュラム」が正式にドホーク大学の授業のカリキュラムとして登録されるよう、教科書作りやシラバスづくりに努めています。



Ⅱ中期的な目標:「ファシリテーター」を資格化したい!


4年分のカリキュラムの単位を取得することで、ファシリテーターとして正式に認定される資格制度を確立します。


ここで一つ重要となってくるのが、学生の現場経験

現在ドホーク大学の先生方と協議中ではありますが、教員の養成課程の教育実習制度のように、ファシリテーターの養成課程にも小学校や難民キャンプ、病院等にて現場経験を積む制度を取り入れたいと考えています。



Ⅲ長期的な目標①:「ファシリテーター養成カリキュラム」が大学側で自律的に運営される体制を構築したい!


段階的に1年生から4年生までこのカリキュラムを導入していきます。

これは、ファシリテーションやコミュニケーションに近い授業を担当している先生方と協力して、既存の授業の中に紛争予防ワークショップを導入していく取り組みです。


そして、PCPが関与しなくとも、先生方自身、または平和・人権学科を卒業したアシスタントによって、

大学側だけで自律的に紛争予防ワークショップが実施される体制の構築を目指します。

そのためには、「紛争予防ワークショップ」におけるファシリテーターを経験した先生が、他の先生にファシリテーションの手法を教える仕組みづくりが必要になると考えています。



Ⅳ長期的な目標②:イラク・ドホークに「ファシリテーター」という新たな職業を生み出したい!


ではファシリテーターの資格を持つと何ができるのか。

私たちは、失業率の高いイラクで「ファシリテーター」という新たな就業の機会をつくる計画を練っています。


先日、別のプロジェクトの企画のために、ドホーク大学の学生たちにインタビューを行う機会を得ました。

その時に特に印象的だったことは、政治学部の生徒たちが熱心に勉強に励み、将来の夢について目を輝かせながら話していたことです。

卒業しても、実際にはほとんどの生徒が、勉強したことを活かすことのできるような職業には就くことのできない平和・人権学科の生徒たちには見られなかった、

「目の輝き」がそこにはありました。


私たちは、生徒たちが誇りをもって勉強をし、自らの専門性を将来の職業に活かすことのできるような仕組みづくりに取り組みたいと考えています。


ではどのような場所にファシリテーターを配置することができるか。

紛争は、学校、職場、病院、、、どこにでも存在するものです。紛争後の深い分断が残る社会では、このような場所で発生する小さな紛争が、多くの人を巻き込む大きな紛争へと拡大してしまう可能性があります。


ここにおいて、あらゆる場所で発生する小さな紛争を解決できるファシリテーターは、現地で大きな需要があるのです。

実際にいじめ問題に悩まされる現地の私立小学校から、PCPが依頼を受け、ワークショップを実施したこともありました。


私たちは、最初の一歩として、学校図書室のスクールファシリテーターとしての就業が可能になるのではないかと考えています。

PCPはイラク・ドホークで4つの小学校にPCPオリジナル図書室を開設しました。これを基に、今後はドホーク教育局が予算をつくり、ドホークの小学校に学校図書室を増設していく予定です(詳しくは、キャンペーンメルマガ第2号をご参照ください!)。

ただ「静かに本を読む場所」ではないPCPオリジナル図書室。

生徒たちの想像力の育成やコミュニケーションの促進を大きなテーマとして掲げており、各図書室には一人以上のスクールファシリテーターが配置されています。


PCPのオリジナル図書室。非認知能力の育成が重要視されていないイラクで、アクティビティを通した想像力の育成を目指します。
PCPのオリジナル図書室。非認知能力の育成が重要視されていないイラクで、アクティビティを通した想像力の育成を目指します。

今後増え行く学校図書室に、ファシリテーターの資格を持った平和・人権学科の卒業生たちを配置し、学校の中の紛争を解決する役割を担ってもらう。

こうして、イラク・ドホークから国全体の恒久的な平和を築くための「モデル」が確立されるのです。


そして長期的には学校のみに限らず、NGOや病院、またはフリーランスとして、対話の促進を通して紛争に対処できる人材が活躍できる場づくりに努めたいと考えています。



Ⅴ長期的な目標:ドホーク大学をハブに、「ファシリテーター養成カリキュラム」をイラク全土に広げたい!


この一連の取り組みを、ドホークのみならずイラク全土に広めたい。

その想いから、私たちはドホークにおける「ファシリテーター養成カリキュラム」の開発やファシリテーターの資格化・職業としての確立といった取り組みを「ドホークモデル」として固めていきます。


そして、ドホーク大学をハブとして、モスル大学など、他の高等教育機関にもこの「ドホークモデル」を広め、

イラクにおいて、コミュニティベースで恒久的な平和を築くことのできる人材を育てることが、私たちの長期的な狙いです。


しかし、私たちの想いを形にするためには、みなさまのお力が必要です


次の紛争の火種が眠るイラクから、未来の平和を築く若者を育てるために。

みなさまのお力を貸していただけませんか?


PCPでは現在、私たちの活動を応援してくださるサポーターさんを募集しています

少しでもご興味をお持ちいただけましたら、ぜひ以下のリンクからご登録ください!


この「困難の極み」ともいえる道のりを、みなさまと一緒に歩んでいけましたら幸いです。

最後までお読みくださり、誠にありがとうございました!



【絵本と演劇で紛争を止める 最新情報】


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以下のリンクより、是非ご登録ください✨


次回予告✍

PCPオリジナル図書室が誕生した公立・アカッド小学校。PCPでは4校目となります。

次回は――

PCPのプロジェクトが実際に動いている「現場」から届く、生の声にぐっと迫ります👂

アカッド小学校の先生の目には、PCPオリジナル図書室は、どのように映っているのでしょうか。

次回もどうぞお楽しみに!


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イラクにおける絵本と演劇を用いた紛争予防活動は、皆さまの温かいご支援に支えられて続けられております。活動を続けていくためには、みなさまのお力添えが必要です。ぜひ、ピースセル(平和細胞)のサポーターになってくださいませんか?

・1000円で良質な現地語の絵本を1冊学校図書室に寄贈

5000円で紛争予防ワークショップ1回分開催

500,000円/回でイラクへの実践家・専門家の招聘


 
 
 

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