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  • 執筆者の写真peacecellproject

【ちょっと長いコラム】ラマダン(断食月)について

4回目の支援は、ラマダン月の真っ只中。

写真と映像は、トルコのディヤルバクル市での無料イフタールの様子です。

なんと1000人規模!



今回の投稿は、せっかくなので、ラマダンとイフタールについてのコラムを書きます。


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ラマダンとは??


ラマダンというと、断食ですね。

イスラム教徒の方々が行う断食をイメージされる方が多いと思います。


実は、ラマダンというのは、ヒジュラ暦(イスラム教社会で用いられる暦法)で9番目の月のことです。

1月、2月、、、、、9月のことです。

1年約354日、12ヶ月の太陰暦に基づいています。

月は伝統的に目視によって確認され、新月に始まり、新月に終わります。


ちなみに、私たちが普段使っている暦は太陽暦(グレゴリオ暦)ですね。


ラマダン月は、イスラム教徒にとって一年で最も神聖な月のひとつと考えられています。

神に近づき、自制心、感謝、恵まれない人々への思いやりを養う手段として、太陽に照らされている時間の食べ物、飲み物、タバコなどの嗜好品、快楽のためのものを断ちます。


今年のラマダンの約1ヶ月の断食は、3月23日に始まり4月20日に終わります。


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イフタールとは??


イフタールとは、「断食を破る」という意味で、断食明けの最初の食事のことです。


まず摂取するのは飲み物です。そして、デーツ(ナツメヤシ)を食べ、果物などの軽食に進み、それから本格的なお食事をいただきます。


イフタールは、家族や友人と楽しみます。

ゲストを招待したり、他人の家に行ったりして楽しむことは、ラマダン中は一般的に行われます。

街角やモスク、職場などで、無料の食事を振る舞うところもあります。この映像がまさにそうです。


また、外に繰り出す人も多く、日没後のショッピングモールや飲食店はとても賑わいます。(お店側としてはかきいれ時です。)


断食やイフタールは、イスラム教徒でなくても参加することが出来ます。


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ラマダン期間中の挨拶

ラマダンが始まるころになると、SNS上でよく見かける言葉がありました。

きっと皆さんも見たことあると思います。


「Ramadan Mubarak」(ラマダン ムバラク)

「Ramadan Kareem」(ラマダン カリーム)


「良いラマダンを」「恵み多いラマダン、おめでとう」というような意味です。


画像の中にある、「1444H」ってなんだと思いますか?

グレゴリオ暦での2023年は、ヒジュラ暦で1444年なのだそうです。



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喜捨について


緊急支援の報告を聞いていると、

「ラマダンセットを150個準備しました」

と、言われました。

このお店では、普段使う食料をセットにして売っていました。


お店側が、「ラマダンセット」を準備し、一般の人が買い、貧しい人に寄付をする、という仕組みだそう。

貧しい人に寄付をすることを、喜捨といいます。


今回のラマダンセットは、喜捨の一例です。

ラマダン月は、このような喜捨が増えます。


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ラマダン月、断食と喜捨


イスラム教徒には、5つの義務があります。

1.シャハーダ(信仰の告白):神を信じることを声に出す

2.サラー(礼拝):1日○回お祈りをする(宗派により異なります)

3.ザカート(喜捨):富める者は貧しい者に与える

4.サウム(断食):日の出から日没までの飲食を断つ

5.ハッジ(巡礼):一生に一度はメッカのカアバ神殿を巡礼する


ラマダンの断食は義務のひとつにあたります。

サウムという言葉は、欲を戒めるという意味です。


世俗的な欲望を抑えることで自制心を強めます。

飲食だけでなく、喫煙、性行為、喧嘩、悪口などもいけません。

特に、噂話や人の悪口は最大級の罪です。「死んだきょうだいの肉を食べるのに等しい行為」とまで言われます。


断食によって、富める者、貧しい者、身分など関係なく、等しく空腹や乾きなどの辛さを味わうことになります。

貧しい人の苦しみを身をもって共有することで、恵まれない人々を思いやり、寄付などの援助が率先して行われるのです。


この期間中に寄付を行うことは、普段よりもさらによい行為とされています。

街なかに募金箱が設置されたり、公共の広場で食事が振る舞われたりと、恵まれない人々を思いやる場所が各所に設けられます。


ちなみに、義務としての喜捨は「ザカート」、自発的な喜捨は「サダカ」と呼ばれます。イスラム教の喜捨に関して、こちらの記事の内容がとても興味深いので紹介します。

https://www.f-tsunemi.com/blog/realislam/4785/

どんな自分でも、生きること、存在することを肯定されているんだなと、読みながら心に染みました。


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あとがきのような感じ


ラマダンとイフタールについて書いてみる予定が、こんなに長くなってすみません(笑)2000字をとっくに超えてます(うわー)


イードのこと、1文字も書いてないというのに…。

ラマダン月の終わりはイードなので、その頃にまた、コラム書きます!


今回のラマダンをきっかけに、たくさんの記事を読みました。英語のサイトなんかもいくつも見ちゃいました。凄いです、とっても興味深くて、飽きません。まとめるのが大変でした!でも面白い時間でした!


「イスラム教」というと、怖い人たちねー、って、そんなイメージありますけど、その方たちと暮らしてみると全くそんなことない。イスラム教徒の方たちがどんなに人を思いやっているか、常日頃感じていましたが、それが何故なのか、少し分かった気がします。


交通事故の方がよっぽど身に迫る危険だということは声を大にして言いたい。


では、次はイード編で👋🏻


文責:秋月

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