中村有佐さん|細胞さんインタビュー#01
- peacecellproject
- 2月2日
- 読了時間: 7分

日頃よりピースセルプロジェクト(以下PCP)への温かいご支援、誠にありがとうございます。
PCPでは現在、100人以上の「細胞さん」=サポーターの皆様(定期的なご寄付でご支援くださっている方々)から、イラクの未来の平和に向けたご支援をいただいています。
私たちは今、細胞さん一人ひとりが「平和を育てる一員」であることをお伝えしていきたいと考え、「細胞さんインタビュー企画」を行っています。
今回はその一環として、「細胞さん」のお一人である中村有佐さんにお話を伺いました。
中村さんがPCPと出会ったきっかけや、応援をしていただいている背景など、その想いを伺いました!
プロフィール
中村有佐さん
大学在学中にOSHOの道場(アシュラム)を訪ねインドへ。
卒業後、精神科ソーシャルワーカーを経て小学校教諭になりマレーシアの日本人学校に勤務。JICA教員海外研修に参加し、パラグアイの現地校で授業を行う。教員時代は、人権教育、小学校英語の研究に従事。小学校長を定年退職したのち、執筆活動を開始。
OSHOの教えやブッダの教えにふれるロードノベル『ゾルバとブッダ』や“自分を愛することの大切さ”に気づけるエッセイ集『おはなしの花たば』を執筆。
現在、神奈川県南足柄市議会議員。
PCPとの出会い
ー「こんな人がいるのか」
中村さんがPCPと出会ったきっかけは、知人を通じて、当団体が日本で開催しているイベント「探求フェス」を知ったことでした。
中村さんは探求フェスのパンフレットを手に取ったとき、そこに並んでいた企画や登壇者の名前を見て、「自分の関心があることばかりだった」と振り返ります。
「永井玲衣さん(哲学者)の話も聞きたかったし、前田せつ子さん(ドキュメンタリー映画『杜人(もりびと)~環境再生医 矢野智徳の挑戦』監督)の話も聞きたかったし、髙遠さん(PCP代表理事)の話も聞きたかった。全部、面白そうだったんですよね。」

その中でも、特に強く印象に残ったのが、PCP代表理事・髙遠菜穂子の講演と、イラクの武装勢力に誘拐された3人の日本人のうち髙遠を含む2名の解放後の足跡を追ったドキュメンタリー映画『ファルージャ』の上映でした。
上映と講演を終えた後、中村さんの中に残ったのは「感動」という言葉だけでは表せない、強い衝撃でした。
「正直、びっくりしました。 『こんな人がいるのか』って思ったんです。 ちょっと普
通じゃないな、って。」
講演後、中村さんは髙遠に直接、
「どうしてそこまでできるんですか」
と問いかけたといいます。
そのときに返ってきた言葉が、今も強く心に残っていると話します。
「来世があるかどうかは分からないけれど、 この人生は、この仕事に捧げる、という
ようなことをおっしゃっていて。 すごい人だな、と思いました。」
中村さんはその言葉を聞いたとき、精神科医の ヴィクトール・フランクル の思想と重なったといいます。
「髙遠さんは、自分が何を得たいかというより、フランクルが語ったように、人生から投げかけられたものを受け取り、それをやり続けている人。そこに、ものすごく心を打たれました。」

このやりとりを通して、中村さんは、ピースセルプロジェクトの活動そのものにも強い関心を抱くようになったといいます。そしてこの出会いが、中村さんがPCPをサポーターとして応援するようになる、ひとつの大きなきっかけとなりました。
🔎中村さんとPCPが出会ったきっかけである探求フェスとは…
探求フェスとはPCPが毎年日本で開催している、「日常生活では深めにくい、それでも深めたい」問いを探求するイベントです。デジタルデトックスを行いながら、専門家によるレクチャーやドキュメンタリー鑑賞、哲学対話、ワークショップなどを通して、自然の中で自由に学びを深めていきます。
探求フェスは今年も開催予定です!
日時: 2026年10月3日(土)〜4日(日)場所: 高尾の森わくわくビレッジ
探求フェスにご関心をお持ちの方は、ぜひ以下のリンクよりイベント報告書をご覧ください。 イベント内容や雰囲気を詳しく知ることができます。
▶︎ 探求フェス イベント報告書はこちら
また、ファルージャについては、以下のリンクから詳細をご覧いただけます。
▶︎ 映画『ファルージャ』のご紹介
細胞さん(PCPサポーター)になったきっかけ
―「可能性を感じた」
中村さんは、教員として、また校長として教育現場に立つ中で、
人権教育を研究してこられました。
その過程で「戦争」にも関心を持ち、実際に戦地になった場所を訪れ、
当時の話を聞く経験を重ねてきたそうです。
現在も、パレスチナやウクライナ支援の募金活動、
ネパールの女性の自立支援の活動を支援されています。

そうした歩みの中で、
PCPのサポーターになることは、ごく自然な流れだったといいます。
中村さんは次のように話してくださいました。
「実は、PCP以外にも、いくつかサポートしている団体はあるんです。
パレスチナの募金活動だったり、ネパールでの女性の自立支援だったり。
それぞれ大事な活動だと思っていて、できる範囲で関わっています。」
「その中で、PCPはちょっと違うな、というか… すごく“可能性”を感じたんですよ
ね。何というか、 直感に近いものだったと思います。『ここだ』という感じです。」
中村さんは、PCPにどこか強く引かれる”可能性”を感じたといいます。
「まだ始まって間もないプロジェクトだということも、(探求フェスに参加した) 後から知ったんですけど、それも含めて、これから育っていく感じがすごく伝わってきました。皆さんが一生懸命やっているのが、 本当に伝わってくるんですよね。」
「高遠さんの存在感や引っ張る力ももちろん大きいんですけど、
それだけじゃなくて、 若い人たちが前向きに関わっているところにも、
すごく力を感じました。」

さらに、その「可能性」は活動の広がりにもあると感じてくださっていて、
「それに、今PCPがやろうとしていることって、
イラクだけの話じゃなくて、
これから他の場所でも必要とされていくんじゃないかな、
そんな気がしています。」

中村さん、実際にイラクへ!
インタビュー後の12月中旬、中村さんが実際にイラクを訪れました。
PCP代表理事の髙遠を始め現地スタッフやインターンと一緒に、PCPの活動地を巡りました。
訪れたのは、PCPオリジナル図書室のあるドホークの小学校や、過激派武装勢力ISによって破壊されたモスル市街、彼らから虐殺の対象となり故郷での生活が困難となったヤジディ教徒の方々が暮らす国内避難民キャンプなどです。
現地では、ブックドネーションにも実際に参加していただきながら、PCPの活動や背景、イラクの現状について、髙遠やスタッフの類家からお話させていただきました。
現場を実際に見て、現地の方々の声に耳を傾け、活動にも参加していただく中で、中村さんと直接交流できたことをとても嬉しく思っています。
また、イラクのローカルフードを囲みながら、スタッフと中村さんでさまざまなお話ができた時間も、心に残るひとときでした。
お越しくださり、本当にありがとうございました。

最後に
ご寄付という形で支えてくださっている細胞さんにオンラインインタビューのみならず現地でお話を伺えたこと大変嬉しく思います。
中村さん本当にありがとうございました!
これからもPCPは細胞さんと平和を育てていきたいと思っています。
また今後も細胞さんへのインタビュー企画を進めていきたいと思っておりますので、ぜひお楽しみに!
“戦闘がない“平時”にこそ、戦争に向き合い、対話を促し、紛争予防に力を注がなければならない。”
『対話は困難の極み』(一般社団法人ピースセルプロジェクト代表理事髙遠菜穂子)より
平時の今こそ、未来の平和を築くとき。
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