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PCPの学習支援の対象とする子どもたちと「ピース・セル」への誘い


2023年2月の大地震以来、PCPがトルコでの活動拠点としてきたトルコ南東部の町、アディヤマン。支援が行き届かないと言われていた地方都市ですが、地震から6カ月が経過する今、市内中心部に行けば、多くの商店が営業しており、行き交う人々の様子からも復興にむかいつつある明るい気配を感じ取ることができます。


その一方、復興から取り残されていく人々も存在します。身寄りがない、複雑な家族状況など、もともと困難な生活状況にあった人々、そしてシリア難民の人々です。


アディヤマンにはもともと約2万人のシリア難民が暮らしていました。しかし、地震後トルコ政府による仮設住居支援から、シリア難民の家族は取り残され、地震から6カ月が経過する今も、込み入ったテントサイトで生活を続けています。


シリア難民のご家族に話をきけば、シリア内戦開始後の約10年前にトルコに入り、難民キャンプや他の町を転々として、ようやくアディヤマンでアパートを借りて生活をしていたと。その住居が地震で崩壊してしまった。家計を支える男性は、日雇い労働や工場での肉体労働でなんとか生計を稼ぎ、母親たちは小さいこどもの世話や、家事など家族の日々の生活を支えることに必死。すると、学校に通う年齢の子どもたちを、引っ越しのたびに学校に登録したり、トルコ語での学習を家庭でサポートするなどは、とても手が回らない様子。


わたしたちも日々、会話をし、観察する中、大人も子どももトルコ語での日常会話はできますが、読み書きまでは、できなさそうだと気づき始めました。


地震前には学校に通っていた場合も、2月の地震後、学校に戻れないまま夏休みに入ってしまいました。すでに6カ月もの間、教育機会から離れた子どもたち。9月の新学期に学校が再開しても、学習習慣を忘れついていけなくなるのでは、との心配を感じます。


シリアの内戦が継続し、シリア国内の状態は混乱を極める中、避難後すぐにトルコで生まれた子どももすでに10歳。その子がアラビア語での教育を受けられる可能性はほぼない。基礎的な学力を身に着ける重要な年齢の時に、トルコに暮らしている以上、トルコ語を使って学力を身に着けていく必要があるのです。自分の人生を生きていく力をつけるために、トルコ語で基本的な読み書きや、計算はどうしても必要となるでしょう。


ピース・セル・プロジェクトの創設者高遠が「ピース・セル」にこめた思い。

それは、武装勢力の「セル(過激派分子)」ではなくて、平和の「セル」になろうとの、子どもや若者たちへの誘いかけです。


紛争地に隣り合うこの土地においては、読み書きができずに生計をたてる選択肢がすくなくなった時に過激派軍事勢力にリクルートされ、そちらに行ってしまうようなことを、私たちはなんとしても止めたいのです。


<PCPの活動を支えてくださるサポーターを募集しています> https://www.peacecellproject.org/donate ツキイチは1,000円から、ネンイチは3,000円からお選びいただけます。平和な未来を、一緒に作っていきませんか?

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